本文へジャンプ犬のしつけ・出張訓練   簡単なしつけから高等訓練まで、公認訓練士がご自宅までお伺いします。
  
             

                      11月のワンコ

             

          今回は私の犬への思い・育て方など、訓練に関するコラムです。
          お時間がある時に、ぜひぜひ読んで下さいませ。

                
 


・強く願う






最近、訓練で感じる事があるのです。それは・・・
 

以前に比べて、飼い主さんが積極的に取り組まれているということ。

私が見習い修行をしていた頃は
 
「この子お願いね」  「きちんとしつけておいて」  「何ヶ月預ければ賢くなるの?」

といった要望・疑問がほとんどだったのに


「飼い主として、うちの子の性格に合うしつけ方を知りたい」 「私は何をすれば?」

などの声が、ここ5年くらいで急に増えたと思うのです。



犬は序列の中で暮らす生き物。群れと言う社会があれば必然。
飼い主が100人変われば、100通りの態度の違いを見せるもの。

せっかくの訓練も犬に見下されては意味をなしません。


もともと服従心旺盛&人に尽くすのが大好きな犬なら、家犬として暮らす上で
いわゆる普通に飼えば問題ありませんが

リーダー気質がある・我が強い・打たれ強い・エネルギーに満ち溢れている etc・・・

などの性格の犬は、やはり人を試す上に立とうとする。

また、家の中で「可愛い可愛い」とまるでアイドルのように育てられた犬は
当然、飼い主より上と考えます。

エサと好きなことのみ喜ぶ。

私も自分の犬なら、ついつい甘やかしてしまうかも知れません。
「しょうがない」 「今日だけ」 「まあいいよね」 「だって〜だから」

もし、人間が同じように育てられた場合、どれだけ勘違いをするのでしょう?
私がもしそのように育てられたのなら、今頃○○ヨットスクールへ入っていたかも。。。

今回、こんな頭でっかちなで堅苦しい事を書いたのは
ある飼い主さんからメールを頂いたからです。

訓練中のヤンチャ犬のママから、次回の訓練までに練習している様子
それによって表れた効果、それによって気付けた事、苦心した場面。
嬉しい気持ちが明るく書いてありました。

その犬は甘やかされた訳ではなく、はじめから服従心ゼロ&ヤンチャだった為
犬のヨットスクールこと、うちの出張訓練をされたのです。

私も5年に一匹の逸材^^だと思うほどの犬。訓練士も私で3人目。


ママは縁あってきた犬ならば、どれだけヤンチャだろうと、しっかり私がしつける!
という責任感を持って取り組まれています。

せっかく一緒に暮らすのならば、エサでも強制でもなく、自らの気持ちで喜ばせたい!
この子の思いをもっと知りたい、そして伝えたい!

ママのしっかりとした意志の強さが、届くのを目の当たりにし、チョット感動&また勉強。


そしてこれはぜひ伝えないと! 

今回は、とても嬉しかったお話でした。





               






・犬に教え、犬に教わる。




今日は久しぶりに涼しかった。
これなら犬もヤル気いっぱい。こんな日は松岡修造訓練士の誕生です。

「さあ、ついてこい!! お前のヤル気を見せてみろ」

「ラスト一回、まだまだもう一回!!」

などとはしゃぎつつ、楽しみます。
ワンコ達も、涼しければ良く動きますね。



さてさて、今回は暑い季節のお話。
訓練ワンコはゴールデン。

私が見習い修行の頃、出張訓練でお伺いしたワンちゃんです。

少し気が弱いものの懐いてくれていました。
季節は初夏に入ろうかというくらいから、訓練を始め基本的なしつけを教えていました。

7月に入り、8月に入り、だんだんとそのワンコがシッポを振らなくなってきたのです。
動きも緩慢
楽しさはゼロ。

私は懐いているからと油断して、その子に対し暑さをそこまで気に掛けない
訓練を進めていたのです。

犬はヤル気がだんだん無くなり緩慢に、私は動きのキレを取り戻す為
さらに必死にトレーニング。

もう悪循環が続きます。


もう夏が終わるという頃には、お宅に行くとそのゴールデンちゃん

「どうせ暑い中、長々とつまらない訓練するんでしょ。バカ!!」


ホントにそういう顔をしてこちらを見ていました。



今訓練内容を考えると、冬の時期に同じ事を行っていたら問題にはならなかったでしょう。


日によって、表情を見て、体調を推して、気分を読んで、それに合った内容に
変えていたら、どれだけその子を喜ばせてあげられたでしょう。


あの日、私を見ていたワンコの目
犬と接する上で、何より大切な事を教えてくれました。



「今、暑いかどうかは君が決める」

「これが嬉しいかどうかは君が決める」




それを教えてくれたのは、決してしつけの本ではありませんでした。


今日はハイな松岡修造訓練士で

明日はその子の表情を見て決めるつもりです。