|
|
今回は私の犬への思い・育て方など、訓練に関するコラムです。
お時間がある時に、ぜひぜひ読んで下さいませ。 |
・強く願う
最近、訓練で感じる事があるのです。それは・・・
以前に比べて、飼い主さんが積極的に取り組まれているということ。
私が見習い修行をしていた頃は
「この子お願いね」 「きちんとしつけておいて」 「何ヶ月預ければ賢くなるの?」
といった要望・疑問がほとんどだったのに
「飼い主として、うちの子の性格に合うしつけ方を知りたい」 「私は何をすれば?」
などの声が、ここ5年くらいで急に増えたと思うのです。
犬は序列の中で暮らす生き物。群れと言う社会があれば必然。
飼い主が100人変われば、100通りの態度の違いを見せるもの。
せっかくの訓練も犬に見下されては意味をなしません。
もともと服従心旺盛&人に尽くすのが大好きな犬なら、家犬として暮らす上で
いわゆる普通に飼えば問題ありませんが
リーダー気質がある・我が強い・打たれ強い・エネルギーに満ち溢れている etc・・・
などの性格の犬は、やはり人を試す上に立とうとする。
また、家の中で「可愛い可愛い」とまるでアイドルのように育てられた犬は
当然、飼い主より上と考えます。
エサと好きなことのみ喜ぶ。
私も自分の犬なら、ついつい甘やかしてしまうかも知れません。
「しょうがない」 「今日だけ」 「まあいいよね」 「だって〜だから」
もし、人間が同じように育てられた場合、どれだけ勘違いをするのでしょう?
私がもしそのように育てられたのなら、今頃○○ヨットスクールへ入っていたかも。。。
今回、こんな頭でっかちなで堅苦しい事を書いたのは
ある飼い主さんからメールを頂いたからです。
訓練中のヤンチャ犬のママから、次回の訓練までに練習している様子
それによって表れた効果、それによって気付けた事、苦心した場面。
嬉しい気持ちが明るく書いてありました。
その犬は甘やかされた訳ではなく、はじめから服従心ゼロ&ヤンチャだった為
犬のヨットスクールこと、うちの出張訓練をされたのです。
私も5年に一匹の逸材^^だと思うほどの犬。訓練士も私で3人目。
ママは縁あってきた犬ならば、どれだけヤンチャだろうと、しっかり私がしつける!
という責任感を持って取り組まれています。
せっかく一緒に暮らすのならば、エサでも強制でもなく、自らの気持ちで喜ばせたい!
この子の思いをもっと知りたい、そして伝えたい!
ママのしっかりとした意志の強さが、届くのを目の当たりにし、チョット感動&また勉強。
そしてこれはぜひ伝えないと!
今回は、とても嬉しかったお話でした。

・犬に教え、犬に教わる。
今日は久しぶりに涼しかった。
これなら犬もヤル気いっぱい。こんな日は松岡修造訓練士の誕生です。
「さあ、ついてこい!! お前のヤル気を見せてみろ」
「ラスト一回、まだまだもう一回!!」
などとはしゃぎつつ、楽しみます。
ワンコ達も、涼しければ良く動きますね。
さてさて、今回は暑い季節のお話。
訓練ワンコはゴールデン。
私が見習い修行の頃、出張訓練でお伺いしたワンちゃんです。
少し気が弱いものの懐いてくれていました。
季節は初夏に入ろうかというくらいから、訓練を始め基本的なしつけを教えていました。
7月に入り、8月に入り、だんだんとそのワンコがシッポを振らなくなってきたのです。
動きも緩慢
楽しさはゼロ。
私は懐いているからと油断して、その子に対し暑さをそこまで気に掛けない
訓練を進めていたのです。
犬はヤル気がだんだん無くなり緩慢に、私は動きのキレを取り戻す為
さらに必死にトレーニング。
もう悪循環が続きます。
もう夏が終わるという頃には、お宅に行くとそのゴールデンちゃん
「どうせ暑い中、長々とつまらない訓練するんでしょ。バカ!!」
ホントにそういう顔をしてこちらを見ていました。
今訓練内容を考えると、冬の時期に同じ事を行っていたら問題にはならなかったでしょう。
日によって、表情を見て、体調を推して、気分を読んで、それに合った内容に
変えていたら、どれだけその子を喜ばせてあげられたでしょう。
あの日、私を見ていたワンコの目
犬と接する上で、何より大切な事を教えてくれました。
「今、暑いかどうかは君が決める」
「これが嬉しいかどうかは君が決める」
それを教えてくれたのは、決してしつけの本ではありませんでした。
今日はハイな松岡修造訓練士で
明日はその子の表情を見て決めるつもりです。

|
|
|